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アニメ 2018.03.03
エルフェンリート
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©岡本倫/集英社・VAP・GENCO
アニメ「エルフェンリート」の感想
このアニメはあまりに濃く・重い設定に加え、多数の残虐シーンがある。こういうジャンルがあまり得意ではない方も、それを乗り越えるほど続きが気になってしまうストーリー構成となっていると思う。
ただのエグい・グロいアニメではなく、ディクロニウス(登場人物の設定)達が抱える葛藤、それに関わる人々の苦悩と狂気、切なき親子愛、すれ違いばかりの男女愛を描く物語。
ルーシー(にゅう)、コウタ、ナナ、マユ、そして蔵間。それぞれがとても辛い過去を背負い、その過去と闘いながら“今”を生きて行こうと“今”と戦う。
自分なら絶対に挫けてしまいそうな現実を、彼等は笑い、泣いて乗り越えていく。そんな物語だ。全話視聴後にひとつの考察問題として、最終話で楓荘を訪れた人影が誰だったのかとういう疑問が上がると思う。
自分はあの人影はにゅうではなくルーシーだと思う。いや、ルーシーであって欲しい。
でなければ壊れていた時計が動き出した意味も、その過程で描いたコウタとルーシーの物語も意味がなくなってしまう。と自分は思う。まあ、にゅうのあのカワイイ「にゅ〜っ!」が見れなくなってしまうのは、個人的に非常に寂しけども…。(あれはカワイかったなぁ。)
あんな連呼されたら誰だって萌えるやろ!
あ、あとルーシーのパンツを交換するとこと、ナナの手をおっさんがスッポ抜くとこは声を出して笑ったwOPも有名画家グスタフ・クリムトのオマージュのような演出になっていて視覚的にも面白い。