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アニメ 2018.03.05
NHKにようこそ!
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©2006 N•H•Kにようこそ!製作委員会
アニメ「NHKにようこそ!」の感想
視聴後、「ホント良い話だったー」と思わず声が漏れる。そんなアニメ。
主人公佐藤のダメ人間っぷりを描く話を軸に物語は進むのだが、時折みせる岬ちゃん(ヒロイン)の表情や仕草が非常に可愛い。
序盤、佐藤がヲタクになっていく様を見て、なんか見たことあるなーと、デジャブを感じたが、それは以前の自分だと気付く。そうか、私もこうやってヲタクになったんだ…と。主人公佐藤のダメ人間っぷりを表現する為に、結構長々と話数を使うため人によっては少し飽きが来るかもしれないが、個人的にはこれくらい長くやってくれてちょうどいい。
ミステリー要素も含むため、最後まで見なければヒロイン岬ちゃんの真相や謎は解けないが、解明した時のあの納得感というかしっくり感にはびっくりした。
こういう話は謎が解けると、そんな理由かい!とシコリが残ったりするものあるが、このアニメにはそれがない!
終わり方も良く、あと味も良し。自分の人生についても考えることができた作品だった。そう、人は時々悲観的にもなるし、卑屈にもなる。そう、人生の9割が苦痛だとしても残りの1割で最高のキセキが起きればそれはきっと最高にハーピーなのだ!
タイトルの「NHK」の意味は是非作品内で!